空空漠漠
読み方
くうくう ばくばく意味
果てしなく広々として、何もなく寂しいさま。また、物事の内容や輪郭がぼんやりしていて、はっきりつかめないさまを表す。空間の広大さにも、考え・話・印象などの曖昧さにも用いられる。由来
「空空」は何もなく虚ろなさま、「漠漠」は広々として果てしない、またはぼんやりしているさまを表す漢語の畳語。いずれも中国古典に見られる語感をもつが、「空空漠漠」としての明確な出典・成立年代は不詳。日本では漢文調・文語的表現として用いられてきた。備考
硬い文章語・漢文調の表現。日常会話ではまれで、風景描写や抽象的な議論の曖昧さを述べる際に用いられる。例文
- 砂漠の地平線は空空漠漠として、どこまで続くのか見当もつかなかった。
- 彼の説明は抽象語ばかりで、結論が空空漠漠としている。
- 冬の荒野に立つと、空空漠漠たる景色に胸まで冷えてくるようだった。
- 新規事業の構想はまだ空空漠漠としており、具体的な計画に落とし込む必要がある。
- その小説は、空空漠漠とした宇宙の孤独を静かな文体で描いている。
類義語
- 漠漠茫茫
- 茫茫漠漠
- 広大無辺
- 茫洋無際
- 曖昧模糊
対義語
- 明明白白
- 一目瞭然
- 具体明瞭
- 判然明晰