積厚流光
読み方
せきこう りゅうこう意味
積み重ねた徳・善行・功績が厚ければ、その恩恵や名声は子孫や後世にまで広く長く及ぶということ。先人の努力や徳の蓄積が、家・組織・社会の繁栄や評価として後に残る、という文脈で用いられる。由来
中国の儒家思想に由来する成語。語の骨格は、戦国時代末期(紀元前3世紀ごろ)の思想書『荀子』礼論に見える「積厚者流沢広、積薄者流沢狭」(厚く積む者は恩沢が広く流れる)という考えに基づくとされる。「光」は「広」に通じ、恩恵・名声が遠くまで及ぶ意を表す。四字成語としての正確な初出年は未詳。備考
文語的・儒教的な響きが強く、日常会話ではまれ。式辞、社史、家訓、顕彰文、墓碑銘などで、先人の徳や功績をたたえる際に用いられやすい。例文
- 創業者の誠実な商いが今も信頼を生み、まさに積厚流光の家風である。
- 先祖代々の地域貢献が評価され、その一族は積厚流光の誉れを受けている。
- 学校の百年史を読むと、歴代の教師たちの努力が積厚流光となって現在の校風を形づくったことがわかる。
- 目先の利益に走らず、社会に尽くす経営を続ければ、やがて積厚流光の成果が現れるだろう。
- 祖父の遺した奨学基金は多くの若者を支え、積厚流光という言葉にふさわしい働きをしている。
類義語
- 徳厚流光
- 積善余慶
- 陰徳陽報
- 善因善果
- 遺徳余光
対義語
- 積薄流卑
- 徳薄流卑
- 積悪余殃
- 悪因悪果