私利私欲
読み方
しり しよく意味
自分だけの利益や、自分の欲望を満たすことだけを考えること。公共の利益や他人の事情を顧みず、自己中心的に得をしようとする態度を批判的にいう語。由来
「私利」は個人だけの利益、「私欲」は自分本位の欲望を表す漢語で、同義に近い二語を重ねて意味を強めた表現。両語は漢籍にも見えるが、「私利私欲」という四字熟語としての成立時期は不詳。日本では近世から近代以降の文章語・評論語として広く用いられるようになったと考えられる。備考
強い非難を含む硬い表現。政治・組織運営・不正批判などでよく使われ、日常の小さな欲求にはやや大げさに響く。例文
- 政治家は私利私欲に走らず、国民全体のために働くべきだ。
- 彼の提案は一見もっともらしいが、裏には私利私欲が透けて見える。
- 私利私欲を捨てて、チームの勝利を第一に考えよう。
- 会社の資金を私的に流用した行為は、まさに私利私欲の結果だった。
- 地域の再建には、私利私欲を超えて協力し合う姿勢が欠かせない。
類義語
- 利己主義
- 我利我欲
- 私心私欲
- 我欲
- 私腹を肥やすこと
対義語
- 無私無欲
- 大公無私
- 滅私奉公
- 公明正大
- 公平無私