知恩報恩
読み方
ちおん ほうおん意味
受けた恩をよく理解し、感謝の心を忘れず、その恩にふさわしい形で報いようとすること。人からの親切や助け、師や親から受けた教え・養育などを当然と思わず、感謝して行動で返す姿勢をいう。由来
「知恩」は恩を受けたことを知ること、「報恩」はその恩に報いること。いずれも仏教で重んじられた語で、中国で漢訳された仏典に見られる「知恩」「報恩」の思想に由来する。日本では仏教伝来後、奈良時代ごろから経典・仏教説話を通じて広まり、四字熟語としての成立時期は不詳。備考
仏教的・道徳的な響きが強く、日常会話よりも訓話、挨拶文、社訓、教育・宗教関係の文章で使われやすい語です。例文
- 両親への知恩報恩の思いから、彼は故郷に戻って介護を引き受けた。
- 師匠に教わった技を次の世代へ伝えることこそ、私にとっての知恩報恩である。
- 会社が苦しい時に支えてくれた取引先には、知恩報恩の気持ちで誠実に対応したい。
- 奨学金で学べた経験を忘れず、彼女は知恩報恩として地域の子どもたちを支援している。
- 成功しても知恩報恩を忘れない人は、周囲から長く信頼される。
類義語
- 感恩報謝
- 報恩謝徳
- 飲水思源
- 報本反始
対義語
- 忘恩負義
- 恩知らず
- 背恩忘義