目食耳視
読み方
もくしょく じし意味
物事を自分で直接確かめず、外見や世間の評判だけで判断すること。特に、食べ物を実際に味わわず見た目だけで評価したり、物事を自分の目で見ずに聞いた話だけで決めつけたりする態度をいう。由来
中国北宋の文人・蘇軾(1037〜1101年)の文章に見える「耳視而目食」に由来するとされる。目で食べ、耳で見るという倒錯した表現により、実感や実見によらず評判や外観に頼る判断を戒めた語。日本での受容時期は明確ではないが、漢籍由来の成語として用いられる。備考
「耳視目食」ともいう。日常会話ではあまり使われず、文章語・批評的文脈で見られる難語。外見や評判への依存を批判する表現。例文
- 店の雰囲気だけで料理を評価するのは、まさに目食耳視というものだ。
- ネットの口コミを読んだだけで作品を批判するのは、目食耳視に陥っている。
- 高価な包装に惑わされて中身を確かめない消費者心理は、目食耳視に近い。
- 彼は評判だけを頼りに人を判断するので、目食耳視のそしりを免れない。
- 新商品を評価するなら、目食耳視ではなく実際に使ってみるべきだ。
類義語
- 耳視目食
- 評判任せ
- 外見に惑わされる
- 風評に左右される
対義語
- 実事求是
- 自分の目で確かめる
- 実見実聞
- 実地検証