目空一切
読み方
もっこう いっさい意味
自分の才能・地位・実績などを過信し、他人や世の中のものをまったく眼中に置かず、すべてを見下すこと。また、そのような尊大で傲慢な態度をいう。由来
中国の成語に由来する。「目」は見る・みなす、「空」は空しくする、つまり眼中に置かない意。厳密な初出年は不明だが、清代の小説、李汝珍『鏡花縁』(19世紀前半、1827年ごろ刊)などに用例が見られ、日本でも漢語表現として受け入れられた。備考
硬い書き言葉で、強い非難を含む。日常会話では「偉そう」「人を見下す」が一般的。本人に直接使うとかなり角が立つ。例文
- 若くして大成功した彼は、いつの間にか目空一切の態度を取るようになった。
- 新社長は目空一切で、現場の忠告にもまったく耳を貸さなかった。
- あの評論家の文章には鋭さもあるが、目空一切の調子が鼻につく。
- 優勝候補だからといって目空一切になれば、足元をすくわれるだろう。
- 師は、才能がある者ほど目空一切に陥りやすいと戒めた。
類義語
- 傲岸不遜
- 傲慢無礼
- 尊大不遜
- 眼中無人
- 夜郎自大
- 唯我独尊
- 傍若無人
対義語
- 謙虚謹慎
- 虚心坦懐
- 謙遜
- 低姿勢
- 和光同塵