益国利民
読み方
えきこく りみん意味
国家を豊かにし、人民・国民の利益や生活の向上に役立てること。政治・行政・事業などが、国全体の発展と民衆の幸福の双方に益をもたらすという意味で用いられる。由来
「益国」は国に利益をもたらすこと、「利民」は民を利することを表す漢語で、二つを対にした構成。特定の一書に由来する故事成語というより、中国古典に多い「国を益し民を利す」という政治思想的表現に基づく語と考えられる。成立年代は不詳だが、近世以前の漢文調表現に源流をもつ。備考
硬い漢語表現で、日常会話よりも政治理念・施政方針・歴史叙述・論説文などで用いられる。私益ではなく公益を強調する語。例文
- 新しい交通網の整備は、単なる公共事業ではなく益国利民の政策として評価された。
- 指導者には、私利私欲ではなく益国利民を第一に考える姿勢が求められる。
- その改革案は財政を健全化し、生活支援も充実させる点で益国利民にかなっている。
- 彼は研究成果を産業に生かし、益国利民のために尽くした人物として知られている。
- 益国利民を掲げるなら、弱い立場の人々にも届く制度設計が不可欠だ。
類義語
- 経世済民
- 富国安民
- 富国利民
- 利国利民
- 国利民福
対義語
- 亡国害民
- 禍国殃民
- 損国害民