異路同帰
読み方
いろ どうき意味
進む道筋や採る方法はそれぞれ異なっていても、最終的に行き着く先や得られる結論・結果は同じであること。考え方、手段、立場の違いを認めつつ、到達点が一致する場合に用いる。由来
中国古典に由来する考え方で、『易経』繋辞下伝の「天下同帰而殊塗、一致而百慮」(天下は帰する所を同じくして道を異にし、一致して百慮す)に見える思想と同系統とされる。成立は周代の思想を含むが、現行の『易経』十翼は戦国時代から前漢期(紀元前4〜前2世紀ごろ)に整えられたと考えられる。日本での受容時期の詳細は不明。備考
やや硬い文章語。日常会話では「やり方は違っても結局同じ」と言い換えることが多い。類語の「殊途同帰」のほうが一般的に知られている。例文
- 研究の手法は違っても、二つのチームの結論は異路同帰だった。
- 彼は経験を重んじ、私は理論を重んじるが、目指す教育の姿は異路同帰である。
- 各社の販売戦略は多様に見えるものの、顧客満足を高めるという点では異路同帰だ。
- 仏教と儒教では説き方が異なるが、人の生き方を正すという目的では異路同帰と見ることもできる。
- 遠回りに思えた彼女の選択も、最終的には私たちと同じ目標に至る異路同帰の道だった。
類義語
- 殊途同帰
- 同帰殊途
- 異曲同工
- 同工異曲
- 結局同じ
対義語
- 同床異夢
- 各人各様
- 支離滅裂