瓦釜雷鳴
読み方
がふ らいめい意味
価値の低いものやつまらない人物が、やたらと大きな声で騒ぎ立て、幅を利かせること。特に、無能な者や小人物が権勢を得て、優れた人物や本当に価値あるものが顧みられない世の中のたとえ。由来
中国戦国時代(紀元前3世紀ごろ)の屈原に仮託される『楚辞』「卜居」の句「黄鐘毀棄、瓦釜雷鳴」に由来する。「黄鐘」は立派な楽器、「瓦釜」は素焼きの釜で、よい鐘が捨てられ、粗末な釜が雷のように鳴るという対比から生まれた。備考
非常に硬い漢語表現で、日常会話ではまれ。政治・組織批判や評論文で、無能な者が勢いづく状況を強く非難する際に用いられる。例文
- 実力者が黙殺され、口先だけの者が評価されるとは、まさに瓦釜雷鳴の世だ。
- 会議では中身のない発言ほど大声で通り、瓦釜雷鳴というほかなかった。
- 誠実に働く社員が報われず、取り入るのがうまい者ばかり出世する会社は瓦釜雷鳴に陥っている。
- 本物の研究が軽んじられ、派手な宣伝ばかりが注目される風潮を、彼は瓦釜雷鳴と批判した。
- 瓦釜雷鳴の状況を改めるには、声の大きさではなく実績と見識で人を評価すべきだ。
類義語
- 小人得志
- 小人跋扈
- 佞人跋扈
- 悪声高張
対義語
- 適材適所
- 賢才登用
- 名実相応
- 実力主義