現実逃避
読み方
げんじつ とうひ意味
つらい事実、困難な問題、責任などを直視せず、空想・娯楽・別の作業などに逃げて心の負担を避けようとすること。必ずしも物理的に逃げる意味ではなく、心理的に現実から目をそらす態度を指す。由来
「現実」は英語 reality などの訳語として明治期以降に定着し、「逃避」は避けて逃れる意。両者が結びついた「現実逃避」は、近代の心理学・精神分析でいう「現実からの逃避」に対応する語として用いられるようになった。正確な初出年は不明だが、大正末期から昭和初期ごろに広まったと考えられる。備考
日常語として広く使われるが、相手を責める響きもある。娯楽や休息がすべて現実逃避とは限らず、文脈に注意。例文
- 試験前になると、彼は部屋の掃除ばかり始めて現実逃避してしまう。
- 失敗の原因を考えずにゲームに没頭するのは、単なる現実逃避かもしれない。
- 旅行は気分転換にはなるが、問題を放置したままなら現実逃避に過ぎない。
- 彼女は現実逃避ではなく、少し休んでから冷静に課題へ向き合うつもりだった。
- 借金の通知を見ないふりをしても、現実逃避では状況は改善しない。
類義語
- 逃避行動
- 問題回避
- 空想耽溺
- 責任回避
- 現実否認
対義語
- 現実直視
- 現実受容
- 現実対処
- 正面突破