犬猿之仲
読み方
けんえん の なか意味
非常に仲が悪く、顔を合わせるとすぐ対立したり争ったりするような関係のこと。互いに強い嫌悪感や反発心を持ち、協力や和解が難しい間柄を表す。由来
犬と猿は昔から仲が悪いものと見なされ、犬が猿を追い回す様子などから生まれたとされる。正確な初出年は不明だが、日本では近世、少なくとも江戸時代ごろには「犬猿の仲」という言い方が広まっていたと考えられる。「之」は漢文調の助字で、「の」と読む。備考
日常では「犬猿の仲」と仮名交じりで書くのが一般的。「犬猿之仲」は四字熟語風・漢文調の表記で、文章語的な響きがある。例文
- あの二人は入社以来ずっと犬猿之仲で、同じ会議に出るだけで空気が悪くなる。
- 営業部長と開発部長は犬猿之仲だが、今回の案件では協力せざるを得ない。
- 兄と弟は子どものころから犬猿之仲で、顔を合わせるたびに口げんかになる。
- ライバル会社同士は犬猿之仲と思われていたが、環境対策では共同プロジェクトを始めた。
- 彼女と私は以前は犬猿之仲だったが、同じ目標に向かううちに少しずつ打ち解けた。
類義語
- 不倶戴天
- 険悪な仲
- 不仲
- 仲たがい
- 反目関係
- 犬猿の仲
対義語
- 水魚之交
- 莫逆之友
- 刎頸之交
- 管鮑之交
- 親密無間