物見遊山
読み方
ものみ ゆさん意味
珍しいものや景色、催しなどを見物しながら、気晴らしや楽しみを目的に出かけること。実用や仕事のためではなく、のんびり遊び歩くような外出・小旅行を指す。由来
「物見」は見物すること、珍しいものや出来事を見に行くこと。「遊山」は山野に遊びに出かけることを表す語で、もとは中国の詩文・仏教語に見える表現が日本に入り、中世以降に用いられたとされる。二語を重ねた「物見遊山」としての成立時期は厳密には不明だが、行楽文化が広がった江戸時代(17〜19世紀)には一般に用いられるようになったと考えられる。備考
やや古風で文章語的な響きがある。単なる「観光」より、気楽な見物や遊び歩きのニュアンスが強く、文脈によっては「仕事をせず遊んでいる」と皮肉にもなる。例文
- 週末は家族で鎌倉へ物見遊山に出かけた。
- 出張のついでに物見遊山をしていると思われないよう、観光は控えた。
- 桜の季節になると、この町には物見遊山の客が大勢訪れる。
- 彼は退職後、各地を物見遊山してのんびり暮らしている。
- 今回は調査が目的であって、物見遊山の旅ではない。
類義語
- 観光旅行
- 遊覧
- 行楽
- 漫遊
- 遊山玩水
- 見物
- レジャー旅行
対義語
- 閉門蟄居
- 門外不出
- 籠居
- 在宅
- 蟄居