物外超然
読み方
ぶつがい ちょうぜん意味
世間の名利・利害・評判などにとらわれず、俗世間の外に身を置くように、心が高く離れているさま。物事に執着せず、悠然としている態度をいう。由来
「物外」は世俗の事物や名利の外、「超然」はそれを超えて離れている意。中国古典に見られる「物外」「超然」という漢語的発想に基づく成語で、道家・仏教的な脱俗思想と結びつく。四字句としての成立時期や初出は未詳。日本では近世から近代以降の漢文調表現・成語集などで用例が見られる。備考
かなり文語的・漢文調で、日常会話ではまれ。人物の高潔さを称える一方、現実離れ・無関心を皮肉る文脈でも使われる。例文
- 彼は昇進競争に加わらず、物外超然として研究に打ち込んでいる。
- 世間の批判が渦巻く中でも、老師は物外超然たる態度を崩さなかった。
- 物外超然を気取っているように見えるが、実は人一倍評価を気にしている。
- 山中の庵で暮らすその詩人の生活には、物外超然の趣があった。
- 金銭や名声に左右されない物外超然の境地に達するのは容易ではない。
類義語
- 超然物外
- 世俗超越
- 脱俗超凡
- 俗塵を離れる
- 名利を離れる
対義語
- 世俗執着
- 名利追求
- 物欲執着
- 俗事拘泥
- 俗塵にまみれる