焦心苦慮
読み方
しょうしん くりょ意味
あれこれと心配し、心を痛めながら深く悩み考えること。問題の解決や判断のために、強い不安や苦しさを抱えて思案を重ねるさまを表す。由来
「焦心」は心が焼け焦げるように心配すること、「苦慮」は苦しみながら考え悩むこと。二つの漢語を重ねて意味を強めた熟語で、特定の故事や古典の出典は未詳。成立年代も明確ではないが、漢文訓読調の語感をもつ近世末期から近代以降の文章語として用いられ、国語辞典にも四字熟語として収録される。備考
日常会話よりも文章語・改まった場面で使われる。単なる「考える」ではなく、強い心配や苦痛を伴う悩みを表す点が重要。例文
- 社長は資金繰りの悪化に焦心苦慮し、連日銀行との交渉に臨んだ。
- 医師たちは原因不明の症状を前に焦心苦慮しながら治療法を探した。
- 彼女は家族に心配をかけまいとして、焦心苦慮している様子を表に出さなかった。
- 災害後の復旧計画をどう進めるべきか、自治体の担当者は焦心苦慮していた。
- 難航する交渉をまとめるため、担当チームは焦心苦慮の末に新しい提案を作成した。
類義語
- 苦心惨憺
- 左思右想
- 思案投首
- 千思万考
- 心労
- 苦慮
- 焦慮
対義語
- 泰然自若
- 安心立命
- 余裕綽々
- 平穏無事
- 悠々自適