焦唇乾舌
読み方
しょうしん かんぜつ意味
唇が焦げ、舌が乾くほど懸命に言葉を尽くして説くこと。特に、人を説得したり、重要性を訴えたりするために、苦心して何度も熱心に説明するさまをいう。由来
「焦」はこげる、「乾」はかわく意で、唇が焦げ舌が乾くほど話し続けるという誇張表現に由来する中国伝来の成語。古代中国の漢籍に基づく表現とされるが、特定の初出文献・成立年は不詳。日本では近世以降の漢文訓読・熟語受容の流れで用いられるようになった。備考
日常会話ではやや硬く、文章語・評論・演説などで使われる。単なる多弁ではなく、必死に説得するニュアンスが強い。例文
- 市長は住民の理解を得るため、焦唇乾舌して防災計画の必要性を訴えた。
- 医師は患者の家族に手術の意義を焦唇乾舌して説明した。
- 彼は新事業への投資を認めてもらおうと、役員会で焦唇乾舌の説得を続けた。
- 教師は生徒たちに命の大切さを焦唇乾舌して語った。
- 弁護士の焦唇乾舌の弁論が、ついに裁判官の心証を動かした。
類義語
- 舌敝唇焦
- 唇焦舌乾
- 口を酸っぱくする
- 口角泡を飛ばす
- 熱弁を振るう
- 言葉を尽くす
対義語
- 沈黙寡言
- 無言
- 不言
- 寡黙
- 口を閉ざすこと