満目荒涼
読み方
まんもく こうりょう意味
見渡す限り、目に入るものすべてが荒れ果て、もの寂しいさま。戦災・災害の跡、廃墟、荒野、冬枯れの景色など、広い範囲にわたって活気や潤いがなく、寂寥感が漂う情景を表す。由来
「満目」は「目に満ちるほど、見渡す限り」、「荒涼」は「荒れ果ててもの寂しいこと」を意味する漢語。特定の故事に由来する成語ではなく、中国古典語由来の語を組み合わせた表現と考えられる。日本での成立・初出年代は不詳だが、近代以降の漢文調・文章語で用例が見られる。備考
文章語・硬い表現で、日常会話ではあまり使わない。「満目荒涼たる光景」「満目荒涼としている」の形が多い。例文
- 震災から数日後に町へ戻ると、そこには満目荒涼たる光景が広がっていた。
- かつて炭鉱で栄えた集落も、今では廃屋ばかりで満目荒涼としている。
- 冬の湿原は草木の色を失い、満目荒涼の趣があった。
- 戦火の跡を歩くにつれ、満目荒涼という言葉の重さを実感した。
- 観光写真で見た華やかさはなく、閉鎖された遊園地は満目荒涼たる姿をさらしていた。
類義語
- 満目蕭条
- 荒涼寂寞
- 荒涼索莫
- 一望荒涼
- 一面荒涼
対義語
- 山紫水明
- 花鳥風月
- 鳥語花香
- 花紅柳緑
- 風光明媚