泰山圧卵
読み方
たいざん あつらん意味
大きく強いものが、ごく小さく弱いものを圧倒すること。また、力の差があまりにも大きく、相手をたやすく打ち負かせるたとえ。巨大な泰山で卵を押しつぶすように、勝敗が明らかな状況をいう。由来
中国の成語「泰山を以て卵を圧す」に由来する。泰山は中国山東省の名山で、卵はきわめて壊れやすいものの象徴。出典は唐代に編纂された歴史書『晋書』孫恵伝とされ、成立は648年ごろ。圧倒的な力で弱者を制する比喩として用いられた。備考
文章語・硬い表現で、日常会話ではあまり使われない。勝敗や力関係の差を強調する際に用い、相手を卑小化する響きがあるため使用場面に注意。例文
- 全国王者と初出場校の対戦は、まさに泰山圧卵の様相を呈していた。
- 大企業が資金力にものを言わせて参入すれば、地元の小規模店にとっては泰山圧卵だ。
- 最新兵器を備えた軍勢の前では、反乱軍は泰山圧卵の勢いで制圧された。
- 彼の実力は同年代の中で抜きん出ており、地方大会では泰山圧卵の強さを見せた。
- 交渉相手が圧倒的な権限を持っているため、こちらは泰山圧卵の不利を覚悟しなければならない。
類義語
- 鎧袖一触
- 圧倒的優勢
- 衆寡敵せず
- 一蹴
対義語
- 互角
- 伯仲之間
- 竜虎相搏
- 一進一退