泣血漣如
読み方
きゅうけつ れんじょ意味
血の涙を流すほど、深い悲しみにくれて激しく泣くさま。特に、身内の死や取り返しのつかない不幸に対して、涙がとめどなく流れるほど嘆き悲しむ状態を表す。由来
中国古典『易経(周易)』屯卦・上六の爻辞「乗馬班如、泣血漣如」に由来する。「泣血」は血の涙を流すほど泣くこと、「漣如」は涙などが連なって流れるさま。『易経』の成立年代は一つに定めにくいが、周代から戦国時代頃、概ね紀元前11〜前3世紀にかけて形成されたとされる。備考
非常に硬い漢語表現で、日常会話ではほぼ使わない。弔辞・文学的文章・歴史叙述など、深刻な悲嘆を格調高く述べる場面に適する。例文
- 突然の訃報に接し、彼女は泣血漣如の思いで一晩中泣き明かした。
- 故郷を戦火で失った人々の証言には、泣血漣如たる悲しみがにじんでいた。
- 父の遺品を前にして、彼は泣血漣如として言葉を失った。
- 長年の努力が一瞬で水泡に帰し、選手たちは泣血漣如の表情でグラウンドを去った。
- その手紙には、友を救えなかった後悔と泣血漣如の嘆きが綴られていた。
類義語
- 涕泗滂沱
- 号泣慟哭
- 哀毀骨立
- 悲嘆痛哭
- 泣血哀慟
対義語
- 歓天喜地
- 欣喜雀躍
- 喜色満面
- 有頂天外