沈思熟考
読み方
ちんし じゅっこう意味
物事について深く静かに思いをめぐらし、十分に時間をかけて念入りに考えること。感情や勢いで判断せず、さまざまな可能性・結果・利害などを慎重に検討する姿勢を表す。由来
「沈思」は、心を沈めて深く考えること、「熟考」は、十分に考え抜くことを意味する漢語。この二語を重ねて、深く慎重に考える意を強めた表現である。特定の故事や出典、成立年は確認されておらず不明だが、漢籍由来の語彙を背景に、近世から近代以降の日本語で定着した四字熟語とされる。備考
文章語・改まった場面で使われることが多い。「沈思熟考する」「沈思熟考の末」の形が一般的。単なる長考ではなく、慎重で深い検討を含む。例文
- 社長は新規事業への参入について沈思熟考したうえで、最終的な判断を下した。
- 感情的に返事をするのではなく、一晩かけて沈思熟考することにした。
- 彼女は進学先を決めるため、家族や先生の意見も聞きながら沈思熟考を重ねた。
- この契約は会社の将来を左右するため、沈思熟考なしに署名するわけにはいかない。
- 沈思熟考の末、彼は安定した職を辞めて研究の道に進む決意を固めた。
類義語
- 熟慮
- 熟思
- 深慮
- 深謀遠慮
- 慎重熟慮
対義語
- 軽挙妄動
- 軽率短慮
- 浅慮
- 即断即決