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池魚籠鳥

読み方

ちぎょ ろうちょう

意味

池の中に囲われた魚と、籠の中に閉じ込められた鳥のこと。転じて、束縛や制限を受けて自由に行動できない身の上、またはそのような不自由な境遇をたとえる語。

由来

中国の漢詩に見られる、自由を失った鳥や魚を人の境遇に重ねる表現に由来する。特に東晋の詩人・陶淵明の「帰園田居」(405年頃)にある「羈鳥は旧林を恋い、池魚は故淵を思う」という句と近い発想をもつ。四字語としての成立時期は不詳。

備考

漢文調で硬い表現。日常会話より文章・評論・スピーチ向き。物理的な監禁だけでなく、規則・慣習・環境による心理的束縛にも使える。

例文

  • 長い入院生活で外出もままならず、彼は池魚籠鳥の身を嘆いた。
  • 厳しすぎる校則に縛られ、生徒たちは池魚籠鳥のような気分になっていた。
  • 才能はあるのに、古い慣習の多い職場では池魚籠鳥で、力を発揮できない。
  • 戦時下の統制で自由な発言が許されず、多くの人が池魚籠鳥の境遇に置かれた。
  • 都会の狭い部屋と長時間労働に追われ、彼女は池魚籠鳥の生活から抜け出したいと思った。

類義語

  • 籠鳥檻猿
  • 籠鳥池魚
  • 囚われの身
  • 不自由な境遇

対義語

  • 自由自在
  • 悠々自適
  • 自由闊達
  • 放縦自在

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