氷壺秋月
読み方
ひょうこ しゅうげつ意味
氷を入れた壺と、澄みきった秋の月のように、心や人格が清らかで澄明なこと。欲や邪念がなく、潔白で高潔な人柄をたたえる表現として用いられる。由来
中国の成語「冰壺秋月」に由来する。宋代(11世紀)の蘇軾の詩「贈潘谷」にある「未害冰壺貯秋月(氷壺に秋月を貯うるを害せず)」など、氷の壺と秋の月を清澄な心の比喩とした表現から成立したとされる。日本には漢詩文・成語として受容された。備考
日常会話ではまれで、漢詩的・文語的な響きが強い語。人物の清廉さを格調高く称賛する場面で使われる。例文
- 長年権力の近くにいながら、彼は氷壺秋月の心を失わなかった。
- その老師の人柄はまさに氷壺秋月で、誰からも尊敬されている。
- 利害が絡む場面でも、彼女は氷壺秋月の態度で公平な判断を下した。
- 氷壺秋月という言葉がふさわしいほど、彼の生き方には一点の曇りもない。
- 不正が横行する中で、氷壺秋月の精神を保つことは容易ではない。
類義語
- 清廉潔白
- 清浄無垢
- 廉潔無私
- 明鏡止水
- 清風明月
対義語
- 佞悪醜穢
- 心術不正
- 邪心邪念
- 貪欲無恥