機知縦横
読み方
きち じゅうおう意味
その場の状況に応じて、鋭い判断や巧みな言葉を自由自在に繰り出すさま。頭の回転が速く、ユーモアやとっさの才知に富んでいることをいう。会話・討論・交渉などで、相手や状況に合わせて機転よく対応する能力をほめる表現。由来
「機知」は、その場に応じて素早く働く才知・とんちの意。「縦横」は縦にも横にも行き渡ることから、自由自在で妨げられないさまを表す。二語を合わせて「機知が自由に発揮される」という意味になった。特定の古典出典や成立年は不詳で、近世以降から近代日本語の漢語表現として定着したと考えられる。備考
主に人の会話力・文章力・応対力をほめる語。やや硬い表現で、日常会話より評論・紹介文・スピーチなどで使われやすい。例文
- 彼の機知縦横な司会ぶりに、会場は終始なごやかな雰囲気に包まれた。
- その弁護士は機知縦横の答弁で、厳しい質問を鮮やかに切り返した。
- 機知縦横の彼女と話していると、どんな話題でも面白い方向へ広がっていく。
- 商談で予想外の条件を出されたが、部長は機知縦横に対応して合意へ持ち込んだ。
- この随筆の魅力は、日常の出来事を機知縦横に描き出す筆者の語り口にある。
類義語
- 当意即妙
- 才気煥発
- 機転自在
- 頓知頓才
- 臨機応変
対義語
- 杓子定規
- 無知蒙昧
- 愚鈍無策
- 融通が利かない