権門勢家
読み方
けんもん せいか意味
高い身分や財力、政治的・社会的な影響力を持つ家柄や一族のこと。権力者や名家・富家を指し、単に裕福なだけでなく、社会を動かすほどの勢力を備えた家をいう。由来
「権門」は権力を持つ門閥・家、「勢家」は勢力のある家を意味する漢語で、同義に近い二語を重ねて強調した表現。中国古典由来の漢語を背景に、日本でも平安時代から中世にかけて公家・寺社・武家などの有力勢力を指す語として用いられた。成句としての正確な初出年は不詳。備考
歴史・政治・社会階層を論じる文脈で使われる硬い語。現代の日常会話ではあまり用いず、文章語・評論調の表現である。例文
- その寺院は、かつて権門勢家の厚い保護を受けて栄えた。
- 彼は権門勢家の出ではないが、努力だけで政界に地歩を築いた。
- 中世の地方政治は、しばしば権門勢家の利害に左右された。
- 権門勢家に取り入ろうとする商人たちが、都に集まっていた。
- この物語は、権門勢家の争いに巻き込まれた若者の運命を描いている。
類義語
- 権門
- 勢家
- 権勢家
- 有力者
- 名門
- 豪族
- 富豪
対義語
- 寒門
- 貧家
- 庶民
- 無名の家柄
- 微賤の家