権謀術策
読み方
けんぼう じゅっさく意味
目的を達成するために、人を欺いたり、相手の裏をかいたりして用いる巧妙なはかりごとや策略のこと。特に政治・権力争い・組織内の駆け引きなどで、正面からではなく計略によって有利に進めようとするやり方を指す。由来
「権謀」は状況に応じて用いる臨機のはかりごと、「術策」は目的達成のための手段や策略を意味する漢語で、これらを重ねた成語。特定の古典の一句に由来するかは未詳。語を構成する観念は中国古代、戦国時代から漢代ごろの政治・兵法思想に通じ、日本では近世から近代にかけて文章語として定着したとみられる。備考
「権謀術数」とほぼ同義だが、「権謀術策」はやや文章語的。多くの場合、ずるさ・不誠実さを含む否定的な評価で使われる。例文
- 彼は権謀術策をめぐらせて、社内の主導権を握ろうとした。
- その大臣は権謀術策に長けているが、国民からの信頼は薄い。
- 権謀術策だけで築いた地位は、いずれ足元から崩れるものだ。
- 歴史小説には、武将たちの権謀術策が生々しく描かれている。
- 正々堂々と議論すべき場で、権謀術策を弄するのは好ましくない。
類義語
- 権謀術数
- 謀略
- 策謀
- 術策
- 陰謀
- 奸計
対義語
- 正々堂々
- 公明正大
- 単刀直入
- 正直一途