楽極生悲
読み方
らくきょく しょうひ意味
楽しみや幸福が極点に達すると、かえって悲しみや災いを招くということ。物事は盛りを過ぎると衰えに向かい、行き過ぎた享楽や慢心は不幸の原因になり得る、という戒めを含む。由来
中国古典に由来する成語。前漢時代の『淮南子』道応訓に見える「夫物盛而衰、楽極則悲」、また前漢・司馬遷『史記』滑稽列伝の「酒極則乱、楽極則悲」などの思想に基づく。成立時期はおおむね紀元前2〜1世紀ごろとされる。備考
中国語の成語としてもよく用いられる。日本語では日常会話より文章語・教訓的表現で使われ、「楽しみ過ぎへの戒め」「盛者必衰」に近い文脈が多い。例文
- 宝くじに当たって浮かれすぎた結果、散財して友人も失い、まさに楽極生悲となった。
- 成功の絶頂にいるときほど、楽極生悲を忘れず慎重に行動すべきだ。
- 祝勝会で羽目を外しすぎて翌日の試合に遅刻するとは、楽極生悲の典型だ。
- 会社が急成長していた時期に慢心して投資を広げすぎ、楽極生悲の結末を迎えた。
- 楽しい旅行だったが、最後に油断して財布をなくし、楽極生悲という言葉が身にしみた。
類義語
- 楽極悲来
- 楽極則悲
- 盛者必衰
- 栄枯盛衰
- 物盛則衰
対義語
- 苦尽甘来
- 否極泰来