椿萱並茂
読み方
ちんけん へいも意味
父母がともに健在で、元気に長生きしていること。特に、両親がそろって健康であることを喜び、祝う意味で用いられる語。親の長寿や家庭のめでたさを表す、祝いの場にふさわしい四字熟語。由来
中国由来の成語。椿は長寿の木として父を、萱は母を象徴し、「並茂」は二つが並んで茂る意。椿を長寿に結びつける発想は『荘子』(戦国時代、前4〜前3世紀ごろ)の大椿の説話、萱を母に結びつける表現は中国古典の母堂観念に基づく。成語としての成立時期は未詳だが、近世以降の漢文的な祝辞・賀語で用いられた。備考
非常に漢文調で格式ばった語。日常会話ではほとんど使わず、祝辞・賀状・書画の賛などで用いる。父母の存命に関わるため、相手の家庭事情には配慮が必要。例文
- 祖父の米寿の祝いでは、椿萱並茂の家に生まれた幸せを親族一同で語り合った。
- 両親がそろって元気に式へ出席してくれたことは、まさに椿萱並茂の喜びである。
- 社長は年賀の挨拶で、社員の家庭にも椿萱並茂の幸があるよう祈念した。
- 結婚披露宴の祝辞で、恩師は新郎の両親をたたえて椿萱並茂という言葉を贈った。
- 遠方に住む兄から、今年も父母が健やかだと聞き、椿萱並茂のありがたさをしみじみ感じた。
類義語
- 父母健在
- 双親健在
- 椿庭萱堂
- 椿萱共栄
対義語
- 椿萱凋落
- 風樹之歎
- 皐魚之泣
- 親不孝