格殺勿論
読み方
かくさつ もちろん意味
抵抗する者、命令に従わない者、反逆者などを、その場で殺しても罪に問わないということ。また転じて、容赦せず問答無用で厳しく処断することをいう。非常に強い表現で、現代では主に歴史的・比喩的に用いられる。由来
中国の古い法律・行政用語に由来する。「格殺」は抵抗する者を打ち殺すこと、「勿論」は罪として論じない、問題にしないという意味。明・清代、特に清代(17〜20世紀)の法令・布告で、反乱者や凶悪犯への処置を示す語として用いられた。正確な初出年は不明。備考
中国法制史に関わる硬い語。現代日本語の日常会話ではほぼ使わず、歴史叙述や比喩で用いる。字面が強烈なため軽い場面での使用は避けたい。例文
- 独裁政権は反逆者に対して格殺勿論の命令を出し、人々を恐怖で支配した。
- 近代の法治国家では、格殺勿論のような処罰は人権の観点から到底認められない。
- その歴史小説には、役人が盗賊を格殺勿論で取り締まる場面が描かれている。
- 清代の法制度を学ぶ中で、先生は格殺勿論という言葉の背景を説明した。
- 彼の言い方はまるで格殺勿論で、相手に弁明の機会を与えないほど厳しかった。
類義語
- 問答無用
- 斬捨御免
- 即時処刑
- 有無を言わせず
- 容赦なし
対義語
- 不殺生
- 寛大処分
- 適正手続
- 慎刑恤囚