東走西馳
読み方
とうそう せいち意味
あちらこちらへ忙しく走り回ること。用事・仕事・交渉・人助けなどのために、東へ走り西へ駆けるように各方面を奔走するさまをいう。単なる移動よりも、多忙さや懸命に働きかける様子を強調する表現。由来
「東に走り、西に馳せる」という漢語的な対句表現に由来する。「走」「馳」はともに走る・駆ける意で、四方を忙しく動く様子を表す。特定の古典原典や成立年は未詳だが、中国古典風の成語として成立し、日本では漢文訓読の素養を背景に近世以降の文章語で用いられるようになったと考えられる。備考
「東奔西走」とほぼ同義だが、こちらはやや硬く文章語的。日常会話では「奔走する」「走り回る」の方が自然な場合が多い。例文
- 新店舗の開業準備で、店長は業者との交渉に東走西馳している。
- 災害直後、職員たちは避難所の確保と物資の手配に東走西馳した。
- 彼は恩師の退職記念式を成功させようと、関係者への連絡に東走西馳していた。
- 資金繰りに困った社長は、銀行や取引先を訪ねて東走西馳した。
- 地域の祭りを復活させるため、実行委員は協賛集めに東走西馳している。
類義語
- 東奔西走
- 南船北馬
- 奔走
- 奔走周旋
対義語
- 悠々自適
- 安居楽業
- 無為徒食