有無相通
読み方
うむ あいつう意味
ある人・集団が持っているものと、別の人・集団が不足しているものとを互いに融通し合い、助け合うこと。物資・資金・知識・人手などを相互に補い合って、双方の不足を埋めるという意味で使う。由来
「有無」は「あるものとないもの」、「相通」は「互いに通じ合わせる・融通する」の意。中国古典の漢文表現「有無相通ず」に由来し、日本では漢文訓読を通じて成句化した。典拠を一書に限定するのは難しいが、南宋の文天祥「劉定伯墓誌銘」(13世紀後半)に「朋友有無相通…」のような用例が見られる。備考
文章語・硬めの表現。日常会話では「互いに融通し合う」「持ちつ持たれつ」「助け合う」の方が自然。経済・共同体・支援活動の文脈で使いやすい。例文
- 災害時には、近隣の町内会が有無相通じて水や食料を分け合った。
- 小さな商店同士が有無相通の関係を築き、在庫や人手を融通している。
- この共同体では、農具や種を有無相通して使う昔ながらの習慣が残っている。
- 研究室間で資料と専門知識を有無相通すれば、調査はもっと早く進むだろう。
- 資金の乏しい団体ほど、有無相通の精神で互いの弱点を補うことが大切だ。
類義語
- 互通有無
- 相互扶助
- 持ちつ持たれつ
- 助け合い
- 融通し合う
対義語
- 自給自足
- 孤立無援
- 独立独歩
- 相互不干渉