月卿雲客
読み方
げっけい うんかく意味
朝廷に仕える身分の高い人々のこと。特に、公卿や殿上人など、宮中で高い地位にある貴族・高官を雅やかにいう語。転じて、身分や地位の非常に高い人々を指すこともある。由来
「月卿」は月のように高く尊い卿・公卿を指し、「雲客」は雲の上の人、すなわち宮中に昇ることを許された殿上人を指す漢語的表現。中国古典に由来する雅語が日本の宮廷文化で用いられ、平安時代ごろから公家社会を表す語として定着したとされる。正確な初出年は不明。備考
古典・歴史叙述で用いられる雅語で、日常会話ではほとんど使われない。現代人に使う場合は比喩的・文語的な響きが強い。例文
- 平安の都では、月卿雲客が夜ごとに管弦の遊びを催した。
- その寺の縁起には、月卿雲客の帰依を受けて栄えたと記されている。
- 物語の冒頭には、月卿雲客が帝の御前に集う華やかな場面が描かれる。
- 彼の家柄は古く、先祖には月卿雲客に列した者もいたという。
- 式典には財界人や政治家など、現代の月卿雲客ともいうべき人々が顔をそろえた。
類義語
- 公卿百官
- 王侯貴族
- 達官貴人
- 貴顕紳士
- 雲上人
対義語
- 匹夫匹婦
- 凡夫俗子
- 平民百姓
- 庶民
- 下賤