暗雲低迷
読み方
あんうん ていめい意味
黒く重い雲が低くたれこめ、晴れそうにないさま。転じて、情勢や前途が暗く、悪い事態が続きそうで希望が持てない状態をいう。社会情勢・景気・組織の将来などについて、不安や停滞感が強い場合に用いられる。由来
「暗雲」は日の光を遮る黒い雲、「低迷」は低く漂って動かないことを表す漢語。暗い雲が空に低くたれこめる気象の情景から、先行きの悪さや不穏な情勢を比喩する語となった。特定の中国古典などに基づく成句ではなく、成立年代・初出は未詳。近代以降の日本語の漢語表現として定着したと考えられる。備考
文章語・報道調で、日常会話では「暗雲が垂れ込める」「先行きが暗い」の方が自然なことも多い。比喩的用法が中心。例文
- 大型契約の破談で、会社の再建計画には暗雲低迷の気配が漂い始めた。
- 主力選手の相次ぐけがにより、チームの優勝争いは暗雲低迷の様相を呈している。
- 物価高と消費の冷え込みで、地方経済はなお暗雲低迷を抜け出せない。
- 新政策への期待は大きかったが、不祥事の発覚で政権運営は暗雲低迷となった。
- 研究資金の削減が決まり、プロジェクトの将来には暗雲低迷の空気が広がった。
類義語
- 前途多難
- 雲行不穏
- 陰陰滅滅
- 暗雲垂れ込める
- 先行き不透明
対義語
- 前途洋洋
- 順風満帆
- 旭日昇天
- 雲外蒼天