晨星落々
読み方
しんせい らくらく意味
夜明けの空に残る星がまばらで少ないように、物事や人が非常に少なく、まばらであること。特に、優れた人物・昔の仲間・同じ志を持つ人などがほとんどいなくなった状態を、やや文語的に表す。由来
「晨星」は明け方の星、「落落」はまばらで少ないさまを表す漢語。夜明けには星が少ししか残らないことを、人や物の少なさにたとえた中国古典由来の表現とされる。日本には漢籍の受容を通じて入ったが、特定の初出文献・成立年は未詳。備考
標準表記は「晨星落落」だが、「落々」とも書く。日常会話ではまれで、文章語・評論調の表現。単に少ないだけでなく、惜しむ気持ちを伴うことが多い。例文
- かつて全国にあった老舗の職人も、今では晨星落々としている。
- 同窓会に出席すると、昔の恩師は晨星落々で、時の流れを感じた。
- この分野で基礎研究を続ける若手は晨星落々だが、だからこそ支援が必要だ。
- 戦後の混乱期を知る証言者は、もはや晨星落々となってしまった。
- 地方に残って伝統芸能を継ぐ人材は晨星落々で、保存会は後継者探しに苦労している。
類義語
- 寥若晨星
- 落落晨星
- 寥々無幾
- 数えるほどしかない
- まばらで少ない
対義語
- 多士済々
- 人材輩出
- 百花繚乱
- 綺羅星の如し