春和景明
読み方
しゅんわ けいめい意味
春の日差しが穏やかで、景色が明るく美しいこと。春のうららかでのどかな気候や、明朗で晴れやかな自然の情景を表す語。転じて、雰囲気が穏やかで心地よいさまをたとえていうこともある。由来
中国・北宋の政治家・文人、范仲淹の散文『岳陽楼記』にある「至若春和景明、波瀾不驚」に由来する。成立は北宋の慶暦6年、1046年ごろ。「春和」は春の気候が穏やかなこと、「景明」は日光が明るいことをいう。備考
文章語・雅語的な表現で、日常会話より挨拶文、紀行文、俳句・短歌的な描写に向く。「景」は現代語の景色だけでなく、もとは日光・光の意を含む。例文
- 湖畔の桜並木は春和景明の趣に満ち、散歩する人々の表情も明るかった。
- 春和景明の休日、家族で郊外へ出かけて菜の花畑を眺めた。
- 長い冬が終わり、町全体が春和景明の空気に包まれている。
- 式典の日はまさに春和景明で、新しい門出を祝うのにふさわしかった。
- 庭の梅が咲き、柔らかな日差しが差し込む書斎は春和景明そのものだった。
類義語
- 春風駘蕩
- 風光明媚
- 春日遅遅
- 花鳥風月
対義語
- 天寒地凍
- 風雨凄凄
- 寒風凛冽