文理不通
読み方
ぶんり ふつう意味
文章や話の筋道・意味が通らず、何を言っているのか分からないこと。語句は並んでいても、論理関係や文脈が乱れていて、内容として理解しにくい状態をいう。由来
「文理」は文章の筋道・文脈・意味の通り方、「不通」は通じないことを表す漢語で、両者を合わせて「文章の理屈が通らない」という意味になった。特定の故事や古典に基づく成語ではなく、成立年代は不詳。漢文訓読や文章批評の語彙として近世以降の日本語で用いられてきたと考えられる。備考
主に文章批評・校正・論文指導などで使われる硬い表現。人そのものを非難するより、文章や説明の不明瞭さを指摘する語として用いる。例文
- 彼の報告書は専門用語ばかりで、しかも文理不通の箇所が多く、内容を確認するのに時間がかかった。
- 急いで書いた答案は文理不通になりがちなので、提出前に必ず読み返したほうがよい。
- 翻訳ソフトの出力をそのまま使ったため、ところどころ文理不通の文章になっていた。
- 企画書は熱意だけでは不十分で、文理不通では相手に意図が伝わらない。
- 編集者は、文理不通の段落を削り、論旨が自然に流れるように文章を整えた。
類義語
- 意味不明
- 文意不明
- 論旨不明
- 支離滅裂
- 理路不整
対義語
- 理路整然
- 条理明晰
- 文意明瞭
- 筋道明快