揮汗成雨
読み方
きかん せいう意味
人が非常に多く集まり、混雑しているさま。多くの人が汗をぬぐって振り払えば、その汗が雨のようになるほどだ、という誇張表現から、町・会場・祭りなどの大変なにぎわいをいう。由来
中国の古典『戦国策』斉策に見える表現に基づく。斉の都・臨淄の人口の多さを「人々が袖を広げれば幕となり、汗を振れば雨となる」と述べた故事に由来する。『戦国策』は前漢末、劉向が紀元前1世紀ごろに編纂したとされるが、故事自体の成立年は不明。備考
漢籍由来の文章語で、日常会話ではまれ。単に「汗を大量にかく」意味ではなく、本義は人の多さ・混雑を表す。例文
- 祭り当日の参道は、まさに揮汗成雨のにぎわいだった。
- 開場前の駅前広場にはファンが押し寄せ、揮汗成雨の様相を呈した。
- 新店舗の初売りは揮汗成雨で、整理券はすぐになくなった。
- 夕方の繁華街は揮汗成雨となり、まっすぐ歩くのも難しかった。
- 人気講師の講演会には聴衆が集まり、会場は揮汗成雨の盛況だった。
類義語
- 比肩継踵
- 肩摩轂撃
- 張袂成陰
- 人山人海
- 満員御礼
対義語
- 門前雀羅
- 閑古鳥が鳴く
- 閑散
- 人影疎ら