推心置腹
読み方
すいしん ちふく意味
相手を心から信頼し、自分の本心や考えを包み隠さず打ち明けて交わること。また、互いに隔てなく誠意をもって接することをいう。利害や警戒心を超えて、腹を割って語り合うような深い信頼関係を表す。由来
中国の史書『後漢書』光武帝紀上に見える故事に由来する。後漢の光武帝となる劉秀が人々に誠意を尽くしたことについて、「赤心を推して人の腹中に置く」と評された表現から生まれた。『後漢書』は范曄が5世紀前半、南朝宋の時代に編纂した史書で、故事の舞台は1世紀の後漢初期である。備考
文章語・改まった表現で、日常会話では「腹を割って話す」「本音で話す」が近い。信頼と誠意を強調する肯定的な語。例文
- 長年のわだかまりを解くため、二人は推心置腹で話し合った。
- 新しい共同事業を成功させるには、経営陣同士が推心置腹の関係を築く必要がある。
- 彼は部下に対しても推心置腹に接するので、職場の信頼が厚い。
- 形式的な会議ではなく、推心置腹の意見交換ができたことが大きな収穫だった。
- 友人が推心置腹に悩みを語ってくれたので、私も率直に助言した。
類義語
- 肝胆相照らす
- 胸襟を開く
- 腹蔵なく語る
- 開心見誠
- 肝胆披瀝
対義語
- 疑心暗鬼
- 面従腹背
- 同床異夢
- 爾虞我詐