採長補短
読み方
さいちょう ほたん意味
他人や物事の長所・利点を取り入れ、それによって自分や全体の短所・不足を補うこと。人のよい点に学び、欠点を改善して、よりよい状態に近づけるという意味で用いられる。由来
中国古典に由来する成語とされる。関連する表現として『孟子』滕文公上に「絶長補短」(長いものを切って短いものを補う)が見え、戦国時代(紀元前4世紀頃)の思想を背景に、後に「長を採り短を補う」という形で、人の長所に学ぶ意味へ展開したと考えられる。成立時期の厳密な年代は不詳。備考
やや硬い表現で、日常会話よりも教育・経営・自己啓発・組織論などで使われやすい。中国語の成語「取長補短」と近い意味を持つ。例文
- 新しい部署では、先輩たちの仕事の進め方を観察し、採長補短の姿勢で自分の弱点を直していきたい。
- このプロジェクトは、各社の技術を持ち寄って採長補短を図ったことで、短期間で高い成果を上げた。
- 語学の上達には、上手な人の発音や表現をまねる採長補短の意識が欠かせない。
- チーム作りでは、互いの欠点を責めるのではなく、採長補短によって全体の力を高めることが大切だ。
- 彼は競合他社の成功例を冷静に分析し、採長補短して自社のサービス改善に生かした。
類義語
- 取長補短
- 舎短取長
- 長所活用
- 短所補完
- 適材適所
対義語
- 用短捨長
- 短所助長
- 欠点放置