挙足軽重
読み方
きょそく けいちょう意味
その人や組織の少しの行動・判断が、物事全体の勢いや結果を左右するほど重要であること。また、そのような大きな影響力を持つ立場にあること。由来
中国の史書『後漢書』竇融伝に見える「挙足左右、便有軽重」に由来する。後漢初期(1世紀)の政治情勢を述べた故事で、書物としての『後漢書』は南朝宋の范曄により5世紀前半ごろ編まれた。足を上げて左右どちらへ動くかだけで勢力の軽重が変わる、という意から生じた語。備考
日常会話より文章語・評論語として用いられる。人や組織の影響力の大きさを述べる硬い表現で、単なる「注意深い動作」の意味ではない。例文
- 与党内で大きな支持基盤を持つ彼の発言は、まさに挙足軽重の意味を持つ。
- この合併交渉では、主要株主の判断が挙足軽重で、各社がその動向を注視している。
- 決勝戦では主将の一つ一つのプレーが挙足軽重となり、チーム全体の士気を左右した。
- 国際会議において、その大国の投票行動は挙足軽重であり、議案の成否を決めかねない。
- 創業者が退任後も強い影響力を保っているため、社内ではその一言が挙足軽重と受け止められる。
類義語
- 一挙手一投足
- 影響甚大
- 重責大任
- 枢機に当たる
- 大局を左右する
対義語
- 無足軽重
- 取るに足りない
- 無関緊要
- 軽微末節