抜本塞源
読み方
ばっぽん そくげん意味
物事の根本を抜き取り、源をふさぐという意から、災い・悪弊・問題などの原因を根元から完全に取り除くこと。表面的な処置ではなく、再発しないよう原因そのものを断つ、という意味で使う。由来
中国の古典『春秋左氏伝』昭公九年に見える「拔本塞源」に由来する。周王室を支える根本や源を絶つことを戒める文脈で用いられた語。『左伝』は春秋時代の出来事を記した歴史書で、成立時期は諸説あるが、おおむね戦国時代から前漢初期(紀元前4〜前2世紀ごろ)とされる。備考
文章語・硬い表現で、日常会話では「根本的に解決する」「原因を断つ」が一般的。「抜本的」と関係が深い語。例文
- 不正会計を防ぐには、担当者を処分するだけでなく、監査体制を見直して抜本塞源を図る必要がある。
- 感染症の再拡大を防ぐため、行政は発生源の調査と衛生環境の改善による抜本塞源に乗り出した。
- その会社は長時間労働の問題について、残業禁止の通達だけで済ませず、人員配置から見直す抜本塞源の策を講じた。
- いじめをなくすには、加害者を叱るだけでなく、学級の人間関係や相談体制を整える抜本塞源が求められる。
- 毎年同じ事故が起きる交差点では、注意喚起の看板よりも道路構造を変える抜本塞源が重要だ。
類義語
- 釜底抽薪
- 根本解決
- 抜本的解決
- 根絶
- 断根絶草
対義語
- 対症療法
- 姑息療法
- 弥縫策
- 一時しのぎ