抑揚頓挫
読み方
よくよう とんざ意味
声・文章・音楽などの調子に、高低・強弱・速さの変化や適度な区切りがあること。特に、話し方や朗読が単調でなく、聞き手に伝わりやすいリズムやメリハリを備えているさまをいう。由来
「抑揚」は声や調子を下げたり上げたりすること、「頓挫」は途中で急に止まったり調子が折れ曲がったりすること。中国の詩文朗読・音韻批評に関わる漢語に基づく表現で、日本での成立・伝来の正確な年代は不詳。少なくとも近世(江戸期)以降、朗読・演説・文章表現の調子を評する語として用いられた。備考
主に朗読・演説・話し方・文章表現の評価に使うやや硬い語。日常会話では「メリハリ」「抑揚がある」と言い換えられることが多い。例文
- 彼の演説は抑揚頓挫に富み、長い内容でも聴衆を飽きさせなかった。
- 朗読では、ただ正確に読むだけでなく、抑揚頓挫を意識することが大切だ。
- 抑揚頓挫のない説明だったため、重要な点がどこなのか分かりにくかった。
- 彼女の語り口には自然な抑揚頓挫があり、物語の情景が目に浮かぶようだった。
- プレゼンの練習では、声の大きさだけでなく抑揚頓挫も確認しておこう。
類義語
- 抑揚
- メリハリ
- 緩急
- イントネーション
- 語調の変化
対義語
- 一本調子
- 平板単調
- 単調
- 無抑揚