扶老携幼
読み方
ふろう けいよう意味
老人を助け支え、幼い子を手に携えて連れて行くこと。転じて、老人から子どもまで、家族や住民がそろって移動・避難・出迎えなどに出るさまをいう。由来
中国の史書『戦国策』斉策四に見える語。孟嘗君が封地の薛へ向かうと、民が「扶老携幼」して道中に迎えたという故事に基づく。内容は戦国時代(紀元前5〜3世紀)の事柄で、『戦国策』は前漢末の劉向により紀元前1世紀ごろ整理・編纂された。備考
文語的で硬い表現。日常会話より、歴史叙述・新聞記事・文学的文章で用いられる。単に「大勢」ではなく、老人や幼児を伴う情景を強く表す。例文
- 洪水の知らせを受け、村人たちは扶老携幼して高台へ避難した。
- 名君の帰還を聞いた領民は、扶老携幼して街道まで迎えに出た。
- 祭りの日には、近隣の家々が扶老携幼して神社へ集まる。
- 戦火を逃れる人々が、扶老携幼して国境を越えていった。
- 開拓地への移住は、まさに扶老携幼の大移動であった。
類義語
- 老若男女
- 老若男女を問わず
- 一家総出
- 挙家移動
対義語
- 老幼置き去り
- 弱者切り捨て