手不釈巻
読み方
てふしゃくかん意味
いつも書物を手放さず熱心に読むこと。転じて、学問や読書に非常に励むことをいう。「釈」は手放す・置く、「巻」は巻物や書物の意味。由来
中国の故事に由来する語。『三国志』呉志・呂蒙伝の裴松之注(429年)に引かれる『江表伝』に、「光武は軍務にあっても手不釈巻」とあり、後漢の光武帝が多忙でも書物を手放さなかったことを称えた表現とされる。備考
やや硬い漢語表現で、日常会話より文章・スピーチ・人物評で使われる。単なる読書好きより、勤勉さや向学心を称えるニュアンスが強い。例文
- 祖父は退職後も手不釈巻で、毎朝必ず古典を読んでいる。
- 彼女は受験期だけでなく、普段から手不釈巻の姿勢で知識を深めてきた。
- 研究者として大成した背景には、若いころからの手不釈巻の努力がある。
- 通勤電車でも昼休みでも本を開く彼は、まさに手不釈巻の人だ。
- 手不釈巻の生活を続けるうちに、文章を読む速度も理解力も大きく伸びた。
類義語
- 読書三昧
- 韋編三絶
- 蛍雪之功
- 刻苦勉励
- 勉学精励
対義語
- 不学無術
- 無学文盲
- 浅学非才
- 怠惰懈怠