戦々慄々
読み方
せんせん りつりつ意味
恐ろしさや不安のために、ひどく震えおののくさま。強い恐怖・緊張・畏れによって、心身がすくみ上がっている状態を表す。実際に震える場合にも、心理的に非常にびくびくしている場合にも使う。由来
「戦」は恐れて震える、「慄」も恐怖や寒さで身震いする意。同じ意味をもつ畳語「戦々」と「慄々」を重ね、恐怖の激しさを強調した漢語表現である。中国古典に由来する語だが、特定の初出文献・成立年は未詳。日本では漢文訓読語として受容され、近世以降の文献にも見られる。備考
硬めの文章語で、日常会話では「びくびくする」「震え上がる」が自然。表記は「戦戦慄慄」もあり、「々」を用いた形が一般的。例文
- 暗い山道で物音がするたび、彼は戦々慄々として歩いた。
- 社長への報告を前に、担当者たちは戦々慄々として会議室に入った。
- 地震の余震が続き、住民は一晩中戦々慄々として過ごした。
- 厳しい先生に答案を返される瞬間、学生たちは戦々慄々としていた。
- 不正が発覚するのではないかと、彼は毎日戦々慄々の思いで出社していた。
類義語
- 戦々恐々
- 戦戦兢兢
- 胆戦心驚
- 恐怖戦慄
- 震え上がる
対義語
- 泰然自若
- 平然自若
- 従容自若
- 神色自若
- 余裕綽々