懐才不遇
読み方
かいさい ふぐう意味
すぐれた才能を持っているのに、それを認めてくれる人や発揮する機会に恵まれず、不遇な境遇にいること。能力がないのではなく、時運・環境・評価に恵まれない状態をいう。由来
中国語の成語「懐才不遇」に由来する漢語。「懐才」は才を胸中に抱く、つまり才能を備えること、「不遇」はよい機会や待遇にめぐり合わないこと。特定の初出は未詳だが、明代末の白話小説集『喩世明言』(1621年刊)などに用例が見える。備考
やや硬い文章語。単なる不運ではなく「才能があるのに評価・機会に恵まれない」点が核心。自分に使うと自負や不満が強く響くことがある。例文
- 彼は研究者として非凡だったが、資金に恵まれず、懐才不遇のまま大学を去った。
- 生前は懐才不遇だった画家が、没後になって国際的に高く評価された。
- 新しい上司に実力を見いだされ、彼女は長い懐才不遇の時期をようやく抜け出した。
- その小説は、懐才不遇の青年が社会に認められるまでの苦闘を描いている。
- 実績を残す場が与えられないだけで、彼を懐才不遇の人材だと見る声は多い。
類義語
- 有為不遇
- 不遇之才
- 才高不遇
- 不遇の才
- 埋もれた才能
対義語
- 立身出世
- 栄達
- 知遇を得る
- 春風得意
- 適材適所