愚公移山
読み方
ぐこう いざん意味
どんなに困難で大きな事業でも、根気よく努力を続ければ、いつかは成し遂げられるというたとえ。目先の不可能に見える障害にも、あきらめず粘り強く取り組む姿勢を表す。由来
中国古典『列子』湯問篇の故事に由来する。北山の愚公という老人が、家の前にある太行・王屋の二山を取り除こうと掘り続け、その誠意に感じた天帝が山を移させたという話。『列子』の成立は諸説あるが、現行本は中国・晋代(4世紀ごろ)に整理されたとされる。備考
「愚公、山を移す」と訓読調でも言う。単なる無謀さではなく、長期的な努力と信念を肯定的に評価する表現。例文
- 新薬の開発には十年以上かかったが、研究チームは愚公移山の精神で実験を重ねた。
- 過疎の村を再生する計画は難しいが、住民たちは愚公移山の思いで少しずつ活動を続けている。
- 語学の上達に近道はない。毎日音読を続けることこそ愚公移山だ。
- 彼は愚公移山を座右の銘とし、失敗しても事業の改善をやめなかった。
- この巨大なデータ整理も、一件ずつ片づけていけば愚公移山で必ず終わる。
類義語
- 点滴穿石
- 水滴石穿
- 磨杵作針
- 不撓不屈
- 継続は力なり
対義語
- 三日坊主
- 中途半端
- 挫折
- 断念
- 諦め