惨憺経営
読み方
さんたん けいえい意味
心を砕き、さまざまな苦労や工夫を重ねながら、事業・組織・計画などを何とか運営していくこと。単に「経営が悲惨」という意味ではなく、苦心して切り盛りする姿を表す。由来
中国・唐代の詩人杜甫(712〜770)の詩「丹青引贈曹将軍霸」にある「意匠惨淡経営中」に由来するとされる。絵の構想を苦心して練る意から、のちに事業や物事を苦労して営む意味に広がった。成立は8世紀ごろ。備考
「惨憺」は「見るも無残」の意でも使うが、この成語では「苦心する」の意が中心。表記は「惨澹経営」ともされる。硬い文章語で、日常会話ではやや改まった響き。例文
- 創業当初は資金も人手も足りず、まさに惨憺経営の日々だった。
- 地方の小さな旅館は、観光客の減少に耐えながら惨憺経営を続けている。
- 彼は惨憺経営の末、倒産寸前だった会社を黒字化させた。
- 新規事業は華やかに見えるが、裏では担当者たちの惨憺経営があった。
- 祖父の店は戦後の混乱期を惨憺経営で乗り越え、今も営業を続けている。
類義語
- 苦心惨憺
- 悪戦苦闘
- 艱難辛苦
- 粒粒辛苦
- 苦心経営
対義語
- 順風満帆
- 一帆風順
- 楽々成功