悲歌慷慨
読み方
ひか こうがい意味
悲しみを帯びた歌をうたい、世の中の不正や乱れ、自分や他人の不遇などに対して激しく憤り嘆くこと。単なる悲しみではなく、怒り・嘆き・志の高さが入り交じった、悲壮で激しい感情を表す。由来
中国古典に由来する語で、「悲歌」は悲しげな歌をうたうこと、「慷慨」は世の不正や不遇に激しく憤り嘆くこと。正確な初出年は不明。関連する「慷慨悲歌」は、唐代の韓愈「送董邵南序」(9世紀初め)に見える「燕趙古称多感慨悲歌之士」などの漢文表現と結びつけて説明されることが多い。備考
文章語・漢文調の硬い表現で、日常会話ではほとんど使わない。「悲歌慷慨する」「悲歌慷慨の調べ」のように用い、志士・詩人・乱世の文脈に合いやすい。例文
- 維新の志士たちは、国の行く末を憂えて酒を酌み交わし、しばしば悲歌慷慨したという。
- その詩には、敗れた者の無念と時代への怒りが込められ、全編に悲歌慷慨の趣が漂っている。
- 彼は政治の腐敗を前に、ただ批判するだけでなく、友人たちの前で悲歌慷慨して改革の必要を訴えた。
- 不遇の英雄を描いたこの小説は、読者に悲歌慷慨の感を抱かせる。
- 老教授は、学問が軽んじられる風潮を嘆き、講演の最後に悲歌慷慨するような口調になった。
類義語
- 慷慨悲歌
- 悲憤慷慨
- 慷慨悲憤
- 憤懣悲嘆
対義語
- 欣喜雀躍
- 歓天喜地
- 喜色満面
- 和気藹々