悲喜交々
読み方
ひき こもごも意味
悲しみと喜びが入り混じったり、代わる代わる訪れたりすること。人生や出来事の中で、うれしい気持ちとつらい気持ちが同時に、または相次いで起こるさまを表す。由来
「悲喜」は悲しみと喜び、「交々(こもごも)」は互いに入り混じる・代わる代わる起こる意の古い和語系の副詞。両者を合わせた日本語の熟語で、特定の中国故事に由来するものではない。成立時期の厳密な初出は不明だが、近世から近代にかけて文章語として定着したと考えられる。備考
「悲喜こもごも」と仮名交じりで書くことも多い。人生の節目や勝敗・合否など、喜びと悲しみが同時に現れる場面でよく用いられる。例文
- 合格発表の日、教室には歓声とため息が響き、まさに悲喜交々の光景だった。
- 長年勤めた会社を退職する朝、解放感と寂しさで胸の内は悲喜交々だった。
- 優勝を逃した悔しさはあるが、チームの成長を実感できて、選手たちは悲喜交々の表情を浮かべていた。
- 卒業式では、友人との別れの悲しみと新生活への期待が重なり、悲喜交々の一日となった。
- 被災地にようやく復旧の知らせが届いたが、失われたものの大きさを思うと住民の思いは悲喜交々であった。
類義語
- 悲喜交交
- 哀歓交至
- 一喜一憂
- 哀歓
対義語
- 平穏無事
- 無感動
- 泰然自若