患難之交
読み方
かんなん の まじわり意味
苦難や災難に遭ったとき、互いに助け合い支え合ったことによって結ばれた、非常に固い友情・交際のこと。順調な時だけの付き合いではなく、困難を共に乗り越えた相手との深い信頼関係を指す。由来
「患難」は災難・苦しみ、「之」は「の」、「交」は交際・友情を表す漢語。中国の成語に由来し、明代末期(17世紀前半、1628年頃成立とされる白話小説『酔醒石』など)に用例が見られる。初出の厳密な年は不詳。日本では漢籍由来の成語として受容された。備考
文章語・漢文調の硬い表現。日常会話では「苦しい時に助け合った友」「患難の友」と言う方が自然な場合が多い。例文
- 学生時代に共に貧しさを耐え抜いた彼とは、今でも患難之交の仲である。
- 会社が倒産しかけたときに支えてくれた同僚とは、まさに患難之交を結んだ。
- 楽しい時だけ集まる友人は多いが、患難之交と呼べる人は少ない。
- 被災地で互いに励まし合った経験が、二人を患難之交へと変えた。
- 彼らの信頼関係は、長い闘病生活を共に乗り越えた患難之交に根ざしている。
類義語
- 管鮑之交
- 刎頸之交
- 金石之交
- 莫逆之友
- 患難の友
対義語
- 酒肉朋友
- 市道之交
- 勢利之交
- 表面的な付き合い
- 利害だけの交際