怨敵退散
読み方
おんてき たいさん意味
深い恨みを持つ敵や害をなす相手を、祈りや強い意志によって追い払うこと。転じて、災い・邪魔者・不運など、自分に害を及ぼすものが消え去るよう願う意味でも使われる。由来
成立年・初出は不詳。漢語の「怨敵」(恨みを抱く敵)と「退散」(立ち去ること、追い払われること)を組み合わせた語で、仏教・修験道・陰陽道などの祈禱文や護符の言葉として中世以降に広まったと考えられる。戦勝祈願や災厄除けの文脈で用いられてきた。備考
宗教的・呪術的な響きが強く、日常会話では冗談や比喩として使われることが多い。人に向けると攻撃的に聞こえる場合がある。例文
- 武将たちは出陣の前に、怨敵退散を願って寺で祈祷を受けた。
- 祖母は玄関に怨敵退散のお札を貼り、家内安全を祈っていた。
- 彼は冗談めかして「怨敵退散」と唱えながら、山積みの仕事に向かった。
- その護摩祈願では、怨敵退散と商売繁盛があわせて祈られた。
- 物語の主人公は、怨敵退散の呪文を唱えて妖怪を追い払った。
類義語
- 悪霊退散
- 邪気退散
- 敵軍撃退
- 厄難消除
- 魔障退散
対義語
- 和解成立
- 融和団結
- 共存共栄